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東京競馬場でフェブラリーSが行われる。同レースは現在、1番人気の馬が5連勝中。近年は穏やかな決着が続いているが、勝ち馬はいずれも4、5歳勢。果して今年もその傾向は続くのか?
JRAのGⅠもいよいよ今週末から開幕。第一弾は古馬のダートマイル王決定戦フェブラリーSだ。02年に優勝したアグネスデジタルから昨年優勝したカネヒキリまで、目下のところ1番人気馬が5年連続で優勝。いくら1番人気馬とはいえ、キッチリと勝ち切るのは容易ではなく、この点については大きな特徴と言えるだろう。昨年の当コーナーを担当した浅田氏は優勝馬のカネヒキリ、2着のシーキングザダイヤを推奨。その際に引用した年齢別の成績は、依然として有力な材料であり、今年もそこから分析を行っていきたい。
これを見ると一目瞭然で4歳、5歳馬がほかの世代を圧倒。6歳なるとガクンと成績が落ち、7歳以上の馬は未勝利だ。フェブラリーSがG1に昇格してから、6歳以上の馬のワン・ツー決着は一度もなく、毎年必ず1頭は4、5歳の馬が連対を果たしている。もちろん、単純に若くてフレッシュだからという理由だけで好走できるものではない。G1だけにダート重賞のハイレベルな実績は必要。これは世代の区別なく共通の考えだ。そこで過去のフェブラリーSの好走馬を年齢別に詳しく見ていこう。
まずは4歳勢(表2参照)。昨年の優勝馬カネヒキリをはじめ過去10頭の好走馬が出ている。カネヒキリや05年2着のシーキングザダイヤのように過去に古馬混合のダートG1で連対実績がある馬は特別で、普通ならば文句なしに中心馬に推せる。ただ、比較的キャリアが浅い明け4歳馬にそこまで厳密に求めるのは酷。そこで注目したいのが、前年秋(10月)以降のダート重賞の勝ち鞍。全10頭中8頭が前年10月以降に何らかのダートの重賞を勝っていた。該当しなかった02年2着のトーシンブリザードにしても前年の南関東の3冠馬で、好走されても納得がいく実績を持っていた。
次は5歳馬について(表3参照)。最多の優勝馬を出している世代だけあって、近走の好調度に加え、G1実績という厳しい条件が求められる。00年1着のウイングアローを除く8頭は、前走のレースで連対。さらに過去には1600m以上のダートG1での連対実績が欲しいところ。特に盛岡競馬場で行われる南部杯は、同じ左回りのマイルG1ということでフェブラリーSと関連性が高い。前年の南部杯で好走している場合は、大きなプラス材料になる。05年3着のヒシアトラスのように、過去にダートG1で連対実績がなくても好走することができるが、この場合はたいてい今までダートG1に出走したことがないケースとなる。ひと言で言えば、未知の可能性。実績馬よりも好走確率は劣るが、この点にかけてみる手もある。
次は6歳馬について(表4参照)。前述したようにこの世代から好走馬の数が減少するが、求められるものは5歳勢に似ている。まず、近走不振馬は苦しい。前走は最低でも掲示板に乗る必要があり、G2やG3ならば連対していることが望ましい。そしてダートG1での連対実績。南部杯に加え、東京大賞典や川崎記念といった地方競馬場で行われるダートG1実績にも注目。98年の優勝馬グルメフロンティア(ダートのOP勝ちはアリ)のように芝から転戦してくるような特殊なケース以外は、この点で取捨が可能だろう。
最後に7歳以上の馬について(表5参照)。過去3頭の好走馬はいずれも7歳馬で、前走ダートの重賞で連対、もしくはダートG1での勝ち星という条件を満たしていた。99年はエムアイブラン、タイキシャーロックの2頭が好走を果たしたが、この年は4歳馬が一頭も出走しなかった異例の年でもあった。
単刀直入に言って、今年は難しい。表1の年齢別成績を重視した上での印象だが、4歳勢を中心とする若い世代の馬が手薄のように見える。それも冷静に考えれば当然のことで、昨年の優勝馬カネヒキリが故障で戦線離脱。JCダートを勝ったアロンダイトも不在で、近年のような大本命馬が構えるイメージはない。例年期待できる4歳馬の出走予定がトーセンシャナオー、タガノサイクロンの2頭のみ。しかも、いずれも前走の成績がひと息、ダート重賞の勝ち星もなく、これでは期待できそうにない。
そこで5歳馬の出番だが、ここも3頭と少ない。その中では先の平安Sの1、2着馬、サンライズバッカスとメイショウトウコンが一応条件に合致。前者はG1連対実績が3歳限定のダービーGP、後者はダートG1未経験なので不動の本命というわけにはいかなないが、この世代で買うならばこの2頭だろう。
6歳勢は6頭と多い。前走好走とダートG1での連対実績の両方を満たすのはシーキングザダイヤとアジュディミツオー。前者はG1だと勝ち切れないが、このレースは2年連続2着と実績がある。後者はまで本調子でない点、そして東京コースで実績がない点が気になるが、マイルG1のかしわ記念勝ちの実績がある。
7歳以上は5頭も出走予定。ベテランでも元気な馬が多いが、G1での連対実績を考えるとブルーコンコルドが筆頭、次点でメイショウバトラーというところか。ブルーコンコルドは昨年、東京大賞典を圧勝、そしてJBCマイル、南部杯も制し、昨秋だけでG1を3勝するなど、勢いと実績では今回のメンバーでは断然だ。しかし、問題は年齢。この手のタイプで5歳以下の馬ならば不動の中心馬となるが、そのまま素直に評価していいのか判断に迷う。今年は99年とは違う意味で4歳馬の層が薄いため、ここでも貫禄を見せられるかもしれないが、あくまでも有力馬の1頭という結論にしたい。
いろいろな競馬関連紙やサイトにも「ローカル競馬攻略!」、「夏競馬の攻略法!」など特集が組まれている。そこで遅ればせながらここでも1つ取り上げてみることにした。
今回、狙いとして
【条件】
札幌、函館、小倉において3歳以上の未勝利、500万下のダート1,000mから1,800mの7,8,9月に行われたレース
という下級クラスのデータを抽出し、検証をおこなってみた。
上記のデータ抽出範囲は、夏のローカル競馬場では施行回数が多く、かつ同条件でデータとして比較しやすいということからこの条件に絞った。またこの条件ではダートコースが約3分の2をしめているためにダートコースに限定した。
なお新潟の場合、直線が長いので札幌、函館、小倉とは比較しにくいために、検証条件から外した。
まずは小回りで直線が短いという特徴がある札幌、函館、それに比べて直線がやや長い小倉の3場で脚質を検証してみた。
■ 脚質傾向
|
1着数 |
2着数 |
3着数 |
4着数 |
5着数 |
着外数 |
総レース数 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
|
|
逃げ |
974 |
595 |
394 |
247 |
189 |
834 |
3233 |
30.1% |
48.5% |
60.7% |
|
先行 |
1728 |
1890 |
1696 |
1420 |
1016 |
2191 |
9941 |
17.4% |
36.4% |
53.5% |
|
中団 |
189 |
365 |
696 |
1036 |
1306 |
6224 |
9816 |
1.9% |
5.6% |
12.7% |
|
後方 |
17 |
52 |
117 |
200 |
390 |
8559 |
9335 |
0.2% |
0.7% |
2.0% |
(抽出条件:3歳以上の未勝利、500万下のダート1,000mから1,800m、かつ札幌、函館、小倉の7,8,9月で集計期間は1986年以降2005年7月14日現在まで)
ダートコースでもあることから脚が砂に取られ、追い込みには向いていないと感覚で「逃げ有利」と思っていたので予想通りの結果であった。次に騎手の着度数に注目してみた。
■ 勝ち鞍数ベスト10
|
順位 |
名前 |
1着数 |
2着数 |
3着数 |
4着数 |
5着数 |
着外数 |
総レース数 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
|
1 |
横山典弘 |
155 |
137 |
110 |
86 |
82 |
309 |
879 |
17.6% |
33.2% |
45.7% |
|
2 |
松永幹夫 |
119 |
117 |
128 |
125 |
116 |
446 |
1051 |
11.3% |
22.5% |
34.6% |
|
3 |
藤田伸二 |
96 |
63 |
61 |
53 |
52 |
306 |
631 |
15.2% |
25.2% |
34.9% |
|
4 |
本田優 |
81 |
70 |
55 |
65 |
60 |
293 |
624 |
13.0% |
24.2% |
33.0% |
|
5 |
的場均 |
69 |
46 |
50 |
58 |
53 |
178 |
454 |
15.2% |
25.3% |
36.3% |
|
6 |
武豊 |
65 |
37 |
27 |
35 |
22 |
83 |
269 |
24.2% |
37.9% |
48.0% |
|
7 |
四位洋文 |
61 |
53 |
46 |
34 |
48 |
205 |
447 |
13.6% |
25.5% |
35.8% |
|
8 |
南井克巳 |
53 |
45 |
37 |
53 |
27 |
188 |
403 |
13.2% |
24.3% |
33.5% |
|
9 |
安田康彦 |
51 |
41 |
57 |
45 |
38 |
167 |
399 |
12.8% |
23.1% |
37.3% |
|
10 |
岡部幸雄 |
49 |
34 |
29 |
24 |
24 |
88 |
248 |
19.8% |
33.5% |
45.2% |
(抽出条件:3歳以上の未勝利、500万下のダート1,000mから1,800m、かつ札幌、函館、小倉の7,8,9月で集計期間は1986年以降2005年7月14日現在まで)※引退騎手も含む
これは勝ち鞍数順に上位10人を表にしたもので、勝率はやはりというべきか武豊騎手のようだ。その中で86年組横山典弘騎手、松永幹夫騎手の2人が1位、2位となった。
ここでは勝ち鞍数1位となった横山典弘騎手に注目したい。総レースが多い中で(松永幹夫騎手に次ぐ総レース数)武豊騎手に次ぐ勝率、連対率、複勝率を誇っている。
横山典弘騎手というと後方イッキのイメージがあるが、ローカル競馬場でも同じ戦法なのだろうか?先の脚質傾向と総レース数との関係が気になってきた。そこで今度は横山典弘騎手がローカル競馬場でどのような脚質でレースを戦ってきたのかを検証してみた。
次は横山典弘騎手全レースの中から脚質傾向を抜き出してみた。
■ 横山典弘騎手騎乗の脚質傾向
|
1着数
|
2着数
|
3着数
|
4着数
|
5着数
|
着外数
|
総レース数
|
勝率
|
連対率
|
複勝率
|
|
| 逃げ |
35 |
24 |
12 |
5 |
3 |
10 |
89 |
39.3% |
66.3% |
79.8% |
| 先行 |
112 |
93 |
62 |
45 |
35 |
57 |
404 |
27.7% |
50.7% |
66.1% |
| 中団 |
8 |
18 |
32 |
31 |
31 |
120 |
240 |
3.3% |
10.8% |
24.2% |
| 後方 |
0 |
2 |
4 |
5 |
13 |
122 |
146 |
0.0% |
1.4% |
4.1% |
(抽出条件:3歳以上の未勝利、500万下のダート1,000mから1,800m、かつ札幌、函館、小倉の7,8,9月の中で横山典弘騎手に限定した脚質傾向。集計期間は1986年以降2005年7月14日現在まで)
総レース数は少ないものの、横山典弘騎手が後方イッキではなく、逆に逃げた時の方が成績は良いようだ。勝率、連対率、複勝率には目を見張るものがある。
夏競馬・ローカル競馬場の特徴として下級クラスのダート1,000m~1,800mで直線が短く、小回りな札幌、函館、小倉で、かつ脚質は逃げが狙い目だということが過去のデータから検証できた。言うならば「早い者勝ち」感がある。また、上記の条件の中、騎手で言えば横山典弘騎手が狙い目であり、逃げを打った場合ではかなりの成績が期待できると思われる。